俳優高橋一生(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(火曜午後9時)の、9日放送の第1話の視聴率が10日、7・6%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)と分かった。

高橋は、大学で動物行動学を教える講師・相河一輝役。生き物の不思議に関心が高く、大好きな生き物のことになると、他には目もくれずに没頭してしまう。そのため、社会のルールや、他人との約束を忘れてしまうことも多い。極端にマイペースな性格のため、周囲からは変わり者として見られている。

ヒロインの歯科クリニック院長・水本育実を演じる栄倉奈々(30)は「育実は、人からうらやましがられるようなエリートではありますが、人との関係を築くことに不器用に見えました。働く女性が多い現代で、共感してもらえる部分をたくさん持っているようにも思えました。凝り固まった心が、高橋一生さん演じる相河一輝によって解かれていく姿を見たいと思いました」と話している。

第1話では、相河(高橋)は動物行動学を教える大学講師。陶芸家の祖父の相河義高(田中泯)に見守られて育ち、今は住み込みの家政婦・山田妙子(戸田恵子)と暮らしている。

恩師の鮫島瞬教授(小林薫)のすすめで講師になったが、大好きな生き物の研究に没頭する一方で、それ以外のことにはとことん無頓着。職場のルールを守ることができず、事務長の熊野久志(阿南健治)には日々叱られ、同じ研究室の樫野木聡(要潤)や沼袋順平(児嶋一哉)からも変わり者扱いされていた。

そんなある日、歯の痛みが我慢できなくなった一輝は、鮫島の紹介で歯科クリニックを受診する。そこで出会った水本育実(栄倉奈々)は、容姿端麗で若くして院長を務める。一輝の診療にあたる育実だったが、一方的に話し、診察時間を守らない一輝の態度にいら立ちを隠せなくなり、ついに「常識っていうものがないんですか?」とキツイ一言を浴びせてしまう。