女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の10日に放送された第9話の平均視聴率が22・2%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回視聴率は23・8%を記録していた。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した実業家の夫婦をモデルに、インスタントラーメンを世に送り出した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、福子(安藤サクラ)は姉の咲(内田有紀)が結核にかかっていることを知らされる。家族は咲が入院した病院に駆けつけ、心配する。

福子と萬平(長谷川博己)は会うのをしばらくやめようと話し合う。それでも咲の病気を知った萬平は福子の家を訪れ、結核の専門病院を見つけたと連絡先のかかれた紙を渡す。しかし、そこで福子の母の鈴(松坂慶子)は萬平に「福子はしっかりした会社に勤める人のところへ嫁がせたい。ずっと会わないで欲しい」と娘との交際を断る。萬平は「それはできません」と告げる。咲の病気が治ったら「結婚を申し込むつもりです」とき然とした態度を見せる。