草なぎ剛(44)が12日、都内で公開初日を迎えた主演アニメーション映画「ムタフカズ」(西見祥示郎監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

フランスのコミックが原作の日仏コラボ映画。ロサンゼルスのダウンタウンを舞台に、カラーギャング同士の抗争や仲間との友情をポップなタッチで描く。

アニメ映画「鉄コン筋クリート」のキャラクターデザインと総作画監督を務めた西見氏の映画初監督作品で、草なぎは主人公、リノの日本語吹き替えを担当する。

草なぎは「とても良い作品ができちゃったもんで、まいったもんですよね」とあいさつ。「出演者の思いが詰まった作品で、声からエネルギーあふれていると思う」と話した。

また、声優をやった感想として「収録する時、1人で録っていて、後で編集していただくと、こんなにも息が吹き込まれるんだと驚きました」と振り返った。

この日は他に、桜庭和志(49)中村大介(38)所英男(41)ら声優として参加した格闘家らも出席。壇上で3人に羽交い締めにされるというハプニングもあった。

また、サプライズ発表で日・米・英3カ国で同時公開されることもイベント中に明かされた。米版では日本版に字幕を付けて公開されるという。思わぬ形での世界進出に草なぎも会場のファンたちも歓喜の声をあげていた。

他に、柄本時生(28)満島真之介(29)上坂すみれ(26)成河(37)藤井隼(年齢非公表)西見祥示郎監督も登壇した。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀