女優安藤サクラ（32）がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」（午前8時）の15日に放送された第13話の平均視聴率が21・8％（関東地区）だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回視聴率は23・8％を記録していた。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福（ももふく）仁子（まさこ）夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「ＨＥＲＯ」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏（５５）、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏（５０）が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜（14）が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目（1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり）の主題歌を担当する。

あらすじは、福子（安藤サクラ）の目の前で、突然、軍事物資の横領で憲兵隊に連行される萬平（長谷川博己）。「そんなことしていません」と否定する萬平を福子も追いかけるが連れて行かれた。萬平はひどい仕打ちを受けながらも無実を訴えた。福子はどうしたらいいのか分からず途方に暮れていると、仕事中に萬平と付き合っていたことも知らない女学校時代の親友の鹿野敏子（松井玲奈）と池上ハナ（呉城久美）がホテルに会いに来た。すると福子は緊張の糸が切れたように涙し鹿野らはビックリ。福子はこれまでのことを話し、どうしたらいいのか相談した、という内容だった。