渡辺えり(63)キムラ緑子(57)が主演する東京・新橋演舞場12月公演「喜劇 有頂天団地」(1~22日)の会見が15日、都内で行われた。

「有頂天旅館」「有頂天一座」に続くシーリズ第3弾で、マイホームを手に入れた人たちの騒動を描く。渡辺は「今まで普通の人じゃない役が多くて、普通の主婦は初めて。普通さの中にある異常さを出したい」と言えば、笹野高史、鷲尾真知子、広岡由里子ら共演陣にキムラは「今まで以上にワクワクしています。共演は大好きな人ばかりでうれしいという思いでいっぱいです」。

コンビは3作目となる。キムラは「最初は『合わないかもしれない』と言われて不安だったけれど、昔から一緒に芝居している感覚。体だけでなく、気持ちも大きい人」と持ち上げると、渡辺は「うまい人と分かっていた。手を抜かない人なので、ケンカの芝居では全身アザだらけになった。ケガをしないようにケンカしたい」と話した。

来年1月には京都・南座で上演される。