波瑠(27)が16日、都内で主演映画「オズランド」(波多野貴文監督、26日公開)の女性限定・公開直前イベントに、共演の西島秀俊(47)と出席した。

一流ホテルチェーンに就職したものの、地方の遊園地に配属されてしまった新入社員の波平久瑠実(波瑠)が、カリスマ上司と呼ばれる小塚慶彦(西島)に支えられながら仕事へのやりがいを見いだしていく物語。

仕事に奮闘する主人公、波平を演じる波瑠は「映画を見て、大人が楽しく仕事をすることは大切なことだと思いました。そういう人たちがいるからこそ、笑顔になれる現場があると改めて気付きました。仕事と恋愛を頑張る全ての女性に見ていただきたいです」と話した。

西島が演じる上司、小塚の魅力について「ぶっきらぼうだけど、部下のことをよく見ている。手出しをし過ぎず、結果まで見届けてくれるところがすてきだと思いました」。今日16日は「ボスの日」で、西島自身も理想のボスのイメージナンバーワンに選ばれている。このことを先ほど知らされたという西島は照れ笑いを浮かべたが、波瑠は「納得です」と太鼓判を押した。西島を遊園地のアトラクションに例えると「観覧車」といい「景色の中にあるのとないのでは全然違う。見守っていてくれる存在」と熱弁をふるうも、会場にはうまく伝わらない様子。西島から「分かんないよ!伝わってない」と盛大に突っ込まれたが、「重要な存在ということです」と自己完結して笑いを誘った。

先輩からかけられた思い出深い言葉について聞かれると、波瑠は「お兄さん的存在の俳優さんが『40歳まで下積みのつもりでいる』と言っていて。大人になっても学ぶ姿勢でいることは素晴らしいと思いました」。西島はデビュー作「はぐれ刑事純情派V」で共演した藤田まことさんの言葉を紹介し、「番組が終わった時、色紙に『本業をゆっくりと』と書いてサインをくださった」と明かした。撮影中に西島が「不器用なので時間がかかる」とこぼしていたことを藤田さんが覚えていたようで、「いつもその言葉が頭に残っています」としみじみと語った。

波多野貴文監督も登壇した。