11月に開局60周年を迎えるカンテレ(大阪市北区)は18日、周年に向けて行っている「AIハチエモン大作戦」で2つ目のAIハチエモンとなる、ロボット型AIハチエモンが誕生したと発表した。

周年記念として、同局キャラクターのハチエモンをAI化し、最強のAIギャグロボットの誕生を目指している同企画。今年8月には、吉本新喜劇座長の酒井藍(32)にそっくりな人型AIハチエモンが誕生し、開局60周年のPR番組に出演している。

今回発表されたロボット型AIハチエモンは、デザインをディズニーやマーベルなどの映画で公式イラストレーターとして活躍するカズ・オオモリ氏が担当。性能面では、あらゆる質問に1000以上のボケで答えるAIが搭載され、装備された相手の声を聞き取る高性能マイクや笑顔認証機能のついた超小型カメラで、会話のやりとりを楽しむことができるという。

ロボット型の誕生に、酒井によく似た人型AIハチエモンは「初めは焦りました。でもすぐに『こりゃ勝たれへんな』と思いました」と苦笑いでその高性能ぶりを認め「お互い、自分に無いところを補っていって、2人合わせて1つの大きなAIハチエモンになっていけたら」と協力を宣言。「ふたりで関西を盛り上げられるように、一生懸命頑張っていきます! 関西をもっともっとハッピーに出来たらと思います」とメッセージを寄せた。

一方、人型AIハチエモンにそっくりだと言われている酒井本人は、1000以上のボケを持つ性能に驚き、自前のギャグは「3つぐらいですかね。もう振り絞ってですよ」とこちらも苦笑い。装備されている笑顔認証機能には、「私の週の新喜劇に来て欲しい。舞台袖におってもらってウケてる、ウケてへんを判定してもらいたいですね」と協力を求めていた。

人型とロボット型、2つのAIハチエモンが初めて対面する様子は「AIハチエモン大作戦」(10月21日午前5時25分)で放送予定。また、新たに誕生したロボット型AIハチエモンは「開局60周年!カンテレ8ppy大感謝祭」(11月17、18日、大阪南港ATCホール)で展示されることが決定した。