17日のさいたまスーパーアリーナ公演をキャンセルした歌手の沢田研二(70)が21日、大阪狭山市の「SAYAKAホール」で、コンサートを行い、ファンに直接、今回の騒動を説明した。

ライブを鑑賞したファンによると、2曲目の「彼女はデリケート」を歌い終えると、「自分は頑固でどうしようもない人間」「ファンの方には申し訳ないけど、自分の信念を貫かせてもらった」などと、公演キャンセルに至った経緯、理由を説明。中止した公演に来場していたファンに直接、謝ることができないことに「残念です」と釈明した。

今後については「ジュリー節」も展開。「僕は(自身に)白旗を上げたのではなく、情熱の赤い旗を上げた。70歳にして新しい目標ができた。もう1度、さいたまスーパーアリーナを満席にできるように。これをスタート地点として、一から頑張っていきたい」とリベンジを誓ったという。

これに、客席のファンは多くの人が涙を流しながら思いを聞き入ったようで「ジュリー大丈夫よ~っ」「また応援するよ」などの声が飛んだ。公演後半にもMCを設け、来年1月5日、2月7日に埼玉・大宮ソニックで代替公演を行うとも話したという。