松田凌(27)SKE48高柳明音(26)らが22日、都内で行われた映画「ONLY SILVER FISH-Water tank of MARY’S room」(11月24日公開、西田大輔監督)の完成披露イベントに出席した。

招待状の導きで洋館に集められた男女が、過去を振り返ることができる力を持つ魚をめぐり、招待状に書かれたルールにのっとって脱落ゲームを行うミステリー作品。1月に上演された舞台版と同タイトルで、西田監督が「あえて全然違う役をやってもらおうと思った。舞台版と真逆であると考えてやっています」と話す通り、舞台版のキャストが別のキャラ設定で出演した。

登場人物の素性はほぼ全員が不明で、大半が「○○の男」「××の女」としか明かされていない。登壇者もネタバレを最大限、警戒しながらあいさつした。

松田は黒ネクタイの男役で、「顔からでも、せりふからでも、感じ取られないように、すべてを抑えて演じた」と慎重に振り返った。白ネクタイの男役の玉城裕規(32)は「これから見る皆さん、これ(自分が演じた役)は僕の素ではないですからね」と、若干変わったキャラを演じたことをにおわせた。

この日は出演した衣装姿で登壇した。高柳はシースルーのブラウス姿。撮影は昨年12月、神奈川・葉山で行われたといい、「めちゃくちゃ寒くて、暖房も小さいものが置いてあるだけ。人が横を通るたびに風が吹いて、『人は風を切ってあるいてるんだな』とあらためて感じました。寒すぎました」と極寒の撮影を振り返った。

戻りたい過去の場面を聞かれると、高柳は「アイドルの姿を徹底して、総選挙で1位になれればいいなと思います」と答えた。とはいえ、「戻るのはめんどくさいなと思います」というのが本音のようで、「これから何かで1番を取れるように頑張ります」と前を向いた。

ほか皆本麻帆、伊藤裕一、小槙まこ、双松桃子、辻本耕志、中村誠治郎、川本成が登壇した。