俳優織田裕二(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「SUITS/スーツ」(月曜午後9時)の第4話が、29日に放送される。

織田が演じるのは、勝利のためなら手段を選ばないスーパーエリート弁護士・甲斐正午。相棒のニセ弁護士をHey!Say!JUMP中島裕翔(25)、弁護士事務所ボスを「東京ラブストーリー」以来27年ぶりの共演の鈴木保奈美(52)が演じる。

甲斐の秘書の玉井伽耶子を演じているのが中村アン(31)。原作の米ドラマ「SUITS」では、サラ・ラファティー(45)がドラ・ポールセンを演じている。

中村は「私もサラさんが演じているドナの雰囲気が好きです。配信されているシリーズはすべて見ているのですが、どのキャラクターも魅力的なんですよね。見ていると会いたくなるというか。国が違うからまだいいですけど、プレッシャーはありました。元の『SUITS』を好きな人たちがたくさんいるわけじゃないですか。だから、賛否両論、『ドナは違う!』みたいな意見は覚悟の上、という強い気持ちで。最初は、結構(原作のドナに)雰囲気を寄せようとし過ぎていたんです。そうすると、オーバーになり過ぎてしまうようなところがあったので、もう少し冷静で、淡々とした感じが良いのかな、と思いました。唇の色も、ヌーディ-な感じにしていたら、織田裕二さんが『明るい方がいいんじゃないの?』とアドバイスしてくださって…。気が強い面もあるんですけど、強過ぎず、力強く、優しい人、みたいな部分を表現するのに、表情に明るさを入れるようにしました。ドナは目の表情も豊かなので、そういうところは少しでも近づけたらいいな、と思っていて、演じていてちょっとでも不安になると、また原作を見直したりしています」と話している。

第4話では、甲斐(織田)は、東大法学部教授の退職を祝う会に出席し、大手ファームに所属する後輩弁護士・畠中美智瑠(山本未來)と再会する。甲斐の目的は、訴訟を起こされた製薬ベンチャー「ナノファーマ」に関する情報を得ることだった。なぜなら甲斐は、チカ(鈴木)と「ナノファーマ」代表の辛島悠紀夫(小市慢太郎)がデートしているところを偶然目撃していたのだ。

同じ頃、大輔(中島)は、蟹江(小手伸也)が主催したクイズ大会で同じアソシエイトの館山健斗(岩井拳士朗)との決勝戦に臨んでいた。しかし大輔はハーバード大トリビアのクイズに答えられずに敗れてしまう。

あくる日、甲斐は、チカから「ナノファーマ」を助けるよう命じられる。実は辛島は、チカの元夫だった。

大輔は、2位の賞品として蟹江からボランティア案件を任せられる。それは、支払い催告を無視して家賃を滞納し、オーナーから訴えられた春日友加里(生越千晴)の弁護だ。友加里は、マンションの管理状態が悪いせいで飼っていたウサギがストレス死したために仕事も辞めることになったと主張し、法廷で闘うという。

辛島は、立花理乃(中原果南)と共同で、ある難病の特効薬『レミゼノール』を開発した。だが、薬の副作用で肝機能障害を起こしたという患者8名から訴えられていた。甲斐は、被害者の会の弁護士・福原太一(渡辺憲吉)に、見舞金を支払うことで和解したいと提案するが…。