演歌歌手の牧村三枝子が29日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、新曲「歌一輪」(8月22日から発売中)をPRした。

「『歌一輪』というタイトルをまず聞いて、とってもいい! と。詞を見たら、自分につながっていくような内容で。父、母という言葉も出てくるんですが、涙が出ちゃって」。

4年ぶりのリリースとなった同曲は「北の大地で産声あげた 幼き娘は夢抱く」という歌詞で始まる。牧村は炭鉱の町として知られた北海道美唄市出身。幼少時から歌が好きで、炭鉱で働く人たちの前で歌った経験もあったという。小学校高学年時には「東京に行って、歌手になって、両親に家を建てる」と決めていた。自身の人生を思わせる歌詞の世界観に、思い入れもひとしおだ。

カップリングには「恋絆」の他、往年のヒット曲「みちづれ」「友禅流し」も収録されている。10月30日には、鳳ウイングス、東岸和田トークタウンでイベントを開催予定。「皆さんもそれぞれの故郷を思い出してほしいですね。『みちづれ』のように、長く、ゆっくり、じっくりと歌い続けていきたい。皆さんにも、自分の曲と思って歌っていただければ」と呼びかけた。