篠原涼子（45）主演映画「人魚の眠る家」（堤幸彦監督、11月16日公開）のプレミアイベントが29日、開催中の東京国際映画祭で行われた。

東野圭吾氏の原作は、娘を脳死と診断された両親が禁断の選択を迫られる物語。2児の母である篠原は「出演をちゅうちょしましたが、原作を読んでいた主人（市村正親）が絶対にやるべき、と背中を押してくれました」と振り返った。夫の後押しに熱がこもり、共演の西島秀俊（47）は「篠原さんは段取りから号泣していて、最後まで持つか心配だったが、集中力はすごかった」。山口紗弥加（38）も「篠原さんの感情を爆発させる演技でめまいがした。今でも思い出して息が詰まる気がする」と話した。