演歌歌手の坂本冬美(51)が座長を務める「坂本冬美特別公演 泉ピン子友情出演」(大阪・新歌舞伎座、25日まで)が2日、初日を迎え、終演後に、坂本と泉ピン子(71)が同公演について取材に応じた。

同劇場では4年ぶりとなる坂本の舞台。04年にドラマ共演で初対面して以来、交流が深い泉が10年ぶりとなる舞台へ友情出演する。芝居「恋桜-いま花明かり-」と「坂本冬美オンステージ2018 艶歌の桜道」の2部構成で泉と坂本の掛け合い、坂本の歌声で観客を魅了する。

無事に初日を終えた坂本は「初日なのに千秋楽を迎えたような気分」。舞台裏は、せりふを復習する時間も無いくらいバタバタだそうで「ドキドキしてる間にお芝居が終わったって感じ」と振り返った。

一方、10年ぶりの舞台も泉は「10年空いてるって思えないぐらい、あがってなかったですね。冷静でした」とさすがの貫禄。「大阪のお客様はやっぱり辛い」と客席の印象を話しながらも「(私は)大阪人と間違えられてますから。(出演する番組の)視聴率も大阪の方が良い。ありがたいと思ってます」と感想を語った。

坂本の熱烈なオファーが実った泉の出演。坂本は「舞台に立ってもらいたいという気持ちがあった」と泉への強い思いを告白。泉もこたえて、通常なら「特別出演」のところを「あえて友情(出演)にしたのは冬美ちゃんだから。本当に仲良いからね」。10年ぶりの舞台については「楽しいですね。久しぶりに舞台出て。冬美ちゃんがある意味で背中を押して、勇気をくれました」と感謝した。

泉は同公演の「広報担当部長」を自認し「コネをフルに活用した」。日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」などにPRで出演し「(MCの)宮根(誠司)ちゃんには自分から電話して。ギャラはちゃんともらってません。番宣ですから」と自慢顔だった。

また、以前は甲子園球場のチケット獲得を目的に交渉し、関西の番組に出演していたほど、阪神ファンだった泉。親交のある金本知憲前監督の退任については「なんかこの辞め方が、いまいち納得がいかないというか…」と、ふに落ちない様子。それでも、矢野燿大新監督には若返りを期待し「決定したことに対しては何の不服もございません。ただ、金本さんと親しいから…複雑な思いです」と心境を明かしていた。