女優江波杏子さんの訃報を受けて、今年6~7月にかけて放送されたフジテレビ系連続ドラマ「限界団地」で、共演した俳優佐野史郎(63)は、所属事務所を通じてコメントを発表した。

「江波杏子さんが肺気腫で亡くなられたとマネジャーから聞く。なぜこうも続くのか…。今年ご一緒したドラマ『限界団地』の撮影中、60代に肺を患って以降、肺には気をつけているとおっしゃっていたが、まさか、このようなことになろうとは。『あなたが出るっていうから、出たのよ』と、ドラマの顔合わせ本読みの時におっしゃってくださったこと、恐れ多く、また、うれしかったです。どのシーンも思い出深いです」と振り返った。

11年3月11日の東日本大震災の前夜に、江波さん、人形作家四谷シモン氏、佐野の妻の女優石川真希たちと飲んだことを明かして「忘れられません。楽しかった。ひとつの時代の区切りの日だったのでしょうか? 江波さん、ドラマのお礼、電話でしか話せなかったし、お話ししたいこと、いっぱいあったけれど、作品の中でずっとご一緒できるし、これからもよろしくお願いいたします」としのんだ。