お笑いコンビ、ナインティナイン矢部浩之(47)が、3日放送のフジテレビ系土曜プレミアム「目撃!超逆転スクープ2 世紀の凶悪監禁犯vs決死の生還劇」(午後9時)のMCを務める。

実際に世界で起きた衝撃の大事件、大事故、感動の物語の、まさかの大逆転ストーリーを描くシリーズ特番の第2弾。ドラマのような劇的状況や事件の真相を実録映像と再現ドラマでたっぷりと描く。

<1>少女を地下室に監禁し続けた凶悪誘拐犯vs監禁3000日を生き抜いた10歳少女。98年オーストリアのウィーンに母子で暮らす10歳の少女が突然姿を消した。警察が捜索しても手がかりはなく、母親が殺害したのではと国民から疑われる事態に。実は少女は謎の男に誘拐され防音の地下室に閉じ込められていた。扉はコンクリート製で、出入り口は金庫でふさがれ脱出は不可能。一体どうやって脱出したのか、そして犯人がとった驚きの行動は?

<2>ブラジル全土に生中継!バスジャック犯vs乗客の救出作戦に挑んだ警察の特殊部隊。00年6月ブラジル・リオデジャネイロを走るバスが強盗に襲われた。21歳の犯人は拳銃を所持し、乗客11人を人質にバスに立てこもる。テレビ局が事件を生中継で伝えブラジル国民はくぎ付けに。犯人が人質の1人を連れバスの外に出ると、特殊部隊の1人が発砲。犠牲者も出る中、その後明らかになったバス内で起きていた驚愕(きょうがく)の出来事とは。

矢部は「結果に2つも3つも裏があるので面白いですね。どうしても仕事がお笑いなのでちょっと濃いやつについては、どうしたらええんかな、って思いますけど、それ以上に事件が深いので…。そういう番組がないので、楽しいですね。やっていて、好きですね」と話している。

バラエティー番組とは違った面白さを感じている。「自分ではこの先も経験できないであろうことが、同じ地球上で起こっているので、同じ人間やからって考えると、VTRで感動や喜怒哀楽が全部来る感じですよね。見終わったら疲れます、リアルなので。すべてが実話ですからね。親がいなくて、殺されてって、自分の息子のこととか考えてしまいました。独身のときとは違う。基本的に毎日子供のことを考えているので。やはり親目線のコメントが出ますよね」と話してる。

第2弾ということで余裕も出てきた。「自然にできました。無理に笑いにせんでええわって。事件は実際にあったことですし、思ったことを自分流に表現できればと思っていました。あんな大作2本見られて、ギャラもらえるってすごいですよ」と笑っている。