女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の5日に放送された第31話の平均視聴率が21・3%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、昭和21年5月、福子(安藤サクラ)ら4人は海辺の町の泉大津に移り住んできた。家は軍人が使っていた施設で、たくさんの部屋があった。この町に先に大地主の所へ嫁いでいた池上ハナ(呉城久美)とも再会し、野菜やお米などを頂いて生活していた。萬平(長谷川博己)は世良の紹介で買い取った旧陸軍の倉庫からたくさんの鉄板を発見し、「何かに使えないか」と活用方法を考えていた。家の目の前の海と近くの町の食堂で食べた味の薄いラーメンで萬平は、塩を作ることをひらめいた、という内容だった。