「二代目中村吉右衛門 写真展」(7日~12月9日)のプレビューが6日、東京・銀座のミキモトホールで行われた。

写真家鍋島徳恭氏が撮影した中村吉右衛門(74)の舞台や楽屋での貴重なショットを手すきの伊勢和紙にプリントしたものが展示された。

吉右衛門は「楽屋で出る前に撮ったものも多く、役になりきるのにいい効果があった。迫力もあって圧倒されました。実際より迫力があるんじゃないでしょうか。記録としてだけでなく、私の生き様みたいなものも撮ってくれている」。

お気に入りは共演した孫の和史君(4)を背負った写真。「できるのか、大丈夫かと思ったけれど、元気よくやってくれて、それに励まされた。ベスト1です」と顔をほころばせた。