俳優草刈正雄(66)が10日、都内で主演映画「体操しようよ」(菊地健雄監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

38年勤め上げた会社を定年退社し、ラジオ体操会に通って第2の人生を始める主人公、道太郎を演じた。娘役に木村文乃(31)、体操会のマドンナ役は和久井映見(47)。

7年ぶりの映画主演となった草刈は、上映後の劇場に立つと「1人1人に感想を聞いて回りたい」と満足げ。演じた道太郎について「普通のおじさんの中に僕が入れるんだろうか、リアリティーがなくなるんじゃないか、と思っていた」とおどけて話すと、共演のきたろう(70)からすかさず「相当二枚目だと思ってるんだね」と突っ込みが飛び、共演者の仲の良さをうかがわせた。

ヒロインの和久井については「和久井さんで本当によかった。芝居をする必要がなくて、すなおに恋心が湧いてきた」と絶賛した。共演者が一筆を入れた原作者による似顔絵を木村からプレゼントされると、「今うるうるしました。本当にありがとうございます」と感謝した。

ほか共演の渡辺大知(28)も出席した。