渡辺えり(63)キムラ緑子(57)が主演する京都・南座1月公演「喜劇 有頂天団地」(12~27日)の会見が12日、大阪市内で行われた。

「有頂天シリーズ」第3弾で、マイホームを舞台にした騒動を描く。

耐震改修工事を終えて今月、新開場した南座での舞台に渡辺は「今年で私も芝居を始めて40周年。新しくなった南座で新年からやらせていただけるのは光栄」と笑顔を見せ「南座では関西の漫才のようにノビノビとできればいいな」と意気込んだ。

沢田研二の大ファンの渡辺は「京都はすごく落ち着く。祖父が京都で住職をやっていた。あとは何と言っても沢田研二さんが育った街。なんかホッとする。京都でできるのはうれしい」と“有頂天モード”で話した。

時代設定は昭和50年代。渡辺は「うちのテレビがモノクロだった時代、紅白歌合戦の時にカラーテレビがある友達に電話して『いま、ジュリーは何色の服着てる?』って」と懐かしそうに振り返った。

役柄について、渡辺は「おとなしく、自立していない主婦。夫がいないと何もできない主婦を生まれて初めてやります」と説明。学生時代を京都で過ごし、劇団で京都で活動していたキムラは「ずっと京都で青春時代を過ごした。ちっちゃな劇団だったので南座とは無縁でした。こうやって縁をいただいて、幸せです」と喜んだ。