絵本作家やビジネス書作家としても活躍するキングコングの西野亮広(38)が、ビジネス書の印税について「1円も要りません」との考えを明かし、その使い道として新聞の一面広告を個人で購入したことを報告した。

16日更新のブログで、自身の最新刊「新世界」が発売されたことを告知。「作家の立場からすると、本が売れれば売れるほど『印税』というのが貰えるので、『西野!てめえ、オイシイおもいをしやがって!』と思われてしまうかもしれませんが」と、アンチの反応を予想するとともに、「僕のビジネス書なんて、普段の僕の活動の副産物で、僕は普段の活動で食っていけるので、ビジネス書(副産物)の印税なんて1円も要りません」との考えを示した。

「ビジネス書の印税を自分の懐に入れるぐらいなら、次のビジネス書のネタになる使い方をして、読者の皆様に還元した方が健全だと思う」という西野。そこで新聞の一面に個人で広告を出してみたという。その画像とともに、「広告枠を買って広告を載せるより、広告枠を読み物として機能させた方が、広告効果があるんじゃねぇかなぁと思って、『新世界』のまえがきを全文掲載してみました。こうすることによって、家で立ち読み(試し読み)ができるので」と説明した。

また、この広告の効果について「ぶっちゃけ、まったく広告効果が無かったとしても、『新聞の一面広告枠を買って、新刊のまえがきを全文掲載しても広告効果がありませんでした』というデータがとれて、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の研究資料になるので、まったく問題無いっす」と、自身が考えるビジネスの極意を示した。