8月15日に乳がんで亡くなった漫画家さくらももこさん(享年53)をしのぶ「さくらももこさん ありがとうの会」が16日、東京・青山葬儀所で行われ、4人組ビジュアル系エアバンド、ゴールデンボンバーが出席した。

ゴールデンボンバーはテレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の主題歌「おどるポンポコリン」を担当。さくらさんの直々の指名だったといい、鬼龍院翔(34)は「びっくりして、ありがたく受けさせていただきました。光栄です」。会には全員メークを施しての参列となったが、「先生は明るく楽しいのが大好きだったので、どれくらいふざけていいのか迷いながらも、なるべく普段通りでいようかなという気持ちでいさせていただきました」と話した。

さくらさんについて、鬼龍院は「僕らのふざけている感じを気に入ってくださっていた。お会いしたらクレイジーなお方で、僕らみたいな変なものを好きになってくれる理由もお会いしたら少し分かりました。これからも元気にふざけていきたい」と話して笑った。

作詞家としてのさくらさんについては「歌を作るようになって改めて歌詞を見ると、意味はないけどキャッチーな言葉がぶち込まれている。やっぱりあそこまで波及する理由があると、大人になって分かりました」。

最後は「さくら先生がゴールデンボンバーを好きと言って選んでくれたことは、人生の中で素晴らしい幸運。信じられないけれど、好きと言ってくれたバンドの雰囲気を続けていって、さくら先生に喜んでもらいたい」と語った。