俳優遠藤憲一(57)の主演映画「アウト&アウト」(きうちかずひろ監督)の公開初日舞台あいさつが16日、東京・新宿の「TOHOシネマズ新宿」で行われた。

血のつながりのない少女(白鳥玉季)を預かっている元暴力団員(遠藤)を中心に描いた犯罪エンターテインメント。

遠藤は撮影について「アイデアを出す癖がある」という。昨年5月に行われた今作でもその癖は全開。撮影の初日と2日目も、監督に「こうしたい」と意見を言った。ところが、3日目には言った直後、「監督から『アイデアを出すのを止めてくれないかな』と怒られた。その後は、(脚本通りに)語尾も間違えないようにやった。自分の新しい一面を出してもらった」と、撮影エピソードを明かしながら監督に感謝した。

白鳥から「一緒のシーンが多いから友だちみたいになれたよね」と問いかけられて「同級生みたいな気分」と応じるほほえましいシーンもあった。

岩井拳士朗(26)竹中直人(62)要潤(37)きうち監督(58)も登壇した。