自死を題材にした異色の映画「鈴木家の嘘」の公開舞台あいさつが17日、都内で行われた。

野尻克己監督(43)が自らの家族の死を重ね合わせた文字通り「フルスイングした」デビュー作品。こちらもデビュー間もない木竜麻生(24)がベテランの中でオーディションからメーンキャストに抜てきされた

出演者の岸本加世子(57)は「とにかくくどい演出。うどんを食べるシーンで気の遠くなるくらいダメ出しが出て、汁がなくなるくらいうどんが膨らんでしまった」と振り返る。この作品で東京国際映画祭で新人に贈られるジェム・ストーン賞に輝いた木竜に、母親役の原日出子(59)は成長をたたえる手紙を贈り、父親役の岸部一徳(71)は「役者にとって一番大切な人柄は備わっている。あとは惑わされずに育って欲しい」とコメントした。木竜は思わず大粒の涙をこぼし「こんな幸せな日はもうこないかもしれない」と感激の面持ちだった。