年内で解散する5人組バンドAqua Timez(アクアタイムズ)が18日、最後のライブ「last dance」を横浜アリーナで行った。ボーカル太志(38)は「緊張している自分を感じています」とあいさつ。3時間以上にわたって、ヒット曲「等身大のラブソング」「決意の朝に」などを披露した。

途中、ベースOKP-STAR(オーケーピースター、41)は「皆さんにたくさんの夢をかなえていただきました。まさかアリーナに来られるなんて。最後の最後に、1番自信を持ってステージに立てています」。キーボードmayuko(41)は感極まって「あこがれの横浜アリーナだからさ。みんなと思い切りかみしめて最高です。ありがとうございます」と涙声になった。

チケットは即日完売。約1万3000人が見守った。アンコールの最後に太志は「アクアタイムズの曲はみんなと一緒に生きてきました。みんなはオレたち5人より、曲を理解してくれていたのではないでしょうか」とファンに感謝。ヒット曲「虹」を歌い終えると、感極まった表情で「みんな、本当にありがとう!」と絶叫した。メンバーは会場内を回って、ファンとハイタッチ。名残惜しそうにファンに別れを告げた。

同バンドは03年に結成し、06年にメジャーデビュー。同年と08年に、NHK紅白歌合戦に出演した。ファンの前に立つのはこの日が最後だが、年内までにラジオ番組出演などを行う。メンバーの今後について、現時点では未定だ。