俳優高橋一生(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(火曜午後9時)の第7話が、20日に放送される。

高橋が演じるのは、大学で動物行動学を教える講師・相河一輝。生き物の不思議に興味、関心が高く、大好きな生き物のことになると、他には目もくれずに没頭してしまう。そのため、大学が設けるルールや、他人との約束を忘れてしまうことも多い。極端にマイペースな性格のため、周囲からは変わり者として見られている。

一輝の行動に手を焼く大学の事務局長・熊野久志役の阿南健治(56)は「声を張り続けて怒って、ひたすら一人で汗をかいてる男です。一輝の耳元で大声出して、申し訳ないと思っちゃった(笑い)。真面目で本当に細かいところまできっちりしていて、私とは正反対。一輝も変わっていますが、熊野も変わっていて“一般人代表の変わっている人”ですね」。一輝については「逆に一輝は自分と同じにおいがするなと思います。毎日のように写真を撮っているんですよ、空とか虫とか鳥とか猫とか。一輝の何にでも興味を持って、探求したくなって楽しみを見つけるところは共感するなと思いました」と話している。

第7話では、仮病で学校を休んだ少年、虹一(川口和空)が、家を抜け出して一輝(高橋)の大学を訪ねてくる。母親にずる休みしたことがバレ、大切なスケッチブックを取り上げられたのだ。

一輝は「家にいたくない」と言う虹一を自宅へ連れて帰り、自分の部屋に招き入れる。虹一の居場所を母親の涼子(松本若菜)に伝えるため、水本育実(栄倉奈々)のクリニックへ向かった一輝。そこで、虹一の家出に慌てふためく涼子と遭遇する。

育実とともに相河家を訪れた涼子は、虹一を強引に連れて帰ろうとするが、自分をダメ呼ばわりする母に、虹一は帰宅を拒む。育実は、虹一のことでしきりに周囲の目を気にする涼子に、自信がないゆえ同じように周囲を気にしていた、かつての自分を重ね合わせる。

翌日、一輝は虹一を連れて森へ。念願だった森を訪れて笑顔になった虹一が相河家に戻ると、涼子が待ち構えていた。虹一が学校で悪目立ちしていて、自分も恥ずかしい思いをしていると嘆く涼子に、一輝は自分の少年時代について話す。その意外な過去に、一緒に話を聞いていた育実は驚く。

大学では、一輝に熱をあげる教え子の琴音(矢作穂香)が、新庄(西畑大吾)、桜(北香那)、須田(広田亮平)を連れて、突然一輝の研究室に現れる。琴音は「話がある」と、学部長の鮫島(小林薫)を呼び出す。

数日後、再び相河家を訪れた育実。すると、家政婦の山田(戸田恵子)は口実を作って外出してしまい、育実は一輝と2人きりに。育実が帰った後、一輝が山田に真意を問うと、山田はひそかに2人の結婚式を想像していると告白する。そんな山田に、一輝が思いもよらない質問を投げかける。