5人組ヒップホップグループDOBERMAN INFINITY(ドーベルマンインフィニティ)が今月12日に、単独で初めてとなる東京・日本武道館ライブを行った。

00年に「DOBERMAN INC」を結成。メンバーの脱退やグループ名の変更、事務所移籍なども経て、18年かかって、念願だった音楽の聖地にたどり着いた。体も大きく、パッと見は“いかつい”お兄さんたち。それでも、初の武道館に結成当初からメンバーのGSも、公演前から「ジャンルは関係なく、アーティストなら誰もが目指す場所ですから。以前、(EXILEの)HIROさんが武道館に来て『でかい!』と驚いていたのを知っていたので、そんな場所にやっと来られたことは、幸せです」と感慨深い様子だった。

メンバーはHIROからの「勝つまでやれば負けない」という言葉を胸に、着実に一歩ずつでも前に進んできた。P-CHOは3年前に、メンバーに「今年武道館に立とう」とメッセージを送っていた。「それから3年遅くなってしまったけど、やっと武道館に立てた。たとえ時間がかかっても、信じ続けていれば夢がかなうと教えてくれたのはファンのみんなでした。ウサギとカメなら、俺らはカメかもしれないけど、絶対に一歩でも進んでいきます」。

客席のファンの中には、結成当初から応援し続けたファンも少なくなかったのだろう。涙をぬぐいながら、笑顔でメンバーの話を聞くファンの姿を見て、こちらまで胸が熱くなった。