美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)が、10億円余りを脱税したとして、法人税法違反の罪に問われた東京・銀座の「丸源ビル」オーナー川本源司郎被告(86)に懲役4年、罰金2億4000万円(求刑懲役5年、罰金3億円)の判決が下ったことを受け、「老人虐待に思える。法には血も涙もない」と訴えた。

高須氏は20日、ツイッターを更新。86歳の同被告が懲役4年の判決を受けたことに、「老人虐待に思える。法には血も涙もない。これは死刑と同じではないか」「刑期を終えるのは90歳だよ。生きて出所できるかどうかわからない。若者にはたった4年でも86歳の被告には終身刑か死刑と同様です」と私見を述べた。

続けて「86年事業やってたなら今まで沢山税金払ってきただろうに、皆さんは哀れを感じないのかな?」と問い掛け、「罰金を20億円にしてあげれば人道的だと思います。倍返し。100億円でも良いかもしれません。被告人の4年は余生の全てだと思います」と自身の考えをつづった。

起訴状によると、2009~11年、テナントの賃料収入を売り上げから除外するなどし、社長を務めていた不動産賃貸業「東京商事」(清算)の所得約35億4300万円を隠し、法人税約10億6000万円を免れたとしている。被告は無罪を主張していた。