演歌歌手天童よしみ(64)が20日、大阪市中央区の道頓堀ZAZAで歌謡ショー「道頓堀SUPER歌謡劇場」に初出演した。同歌謡ショーは、作詞作曲家の中村泰士氏(79)がプロデュース。14年から月1回のペースで開催され、「大阪を歌謡曲の聖地にしたい」という中村氏の思いに天童が応えて、初出演が実現した。

客席は約150席と小さな劇場のため、中村氏は断られることも覚悟し、6月に出演オファーを出したが、天童は「ぜひ歌いたい」と快諾した。歌謡ショーには天童の唯一の弟子である歌手おおい大輔(53)が定期的に出演している縁もあった。

ステージでは、最新曲「きずな橋」、おおいとデュエット曲「ロンリー・チャップリン」など3曲を披露した。客席との距離が近いこともあり、終演後、天童は「こういう雰囲気のところで歌うのはすごく大切。初心を思い出させてくれた」と振り返った。