女優の藤原紀香(47)が、「今でも悔やんでいます」と故・朝丘雪路さん(享年82)との思い出をつづった。

藤原は22日更新のブログで、前日に東京・青山葬儀所で営まれた津川雅彦さん(享年78)と朝丘さん夫妻の合同お別れ会に参列したことを報告。「津川さんとも何度かご一緒させていただき、そして、雪路さんとは、お母さん役や、大先輩役、をしていただきました。雪路さんはいつもにこやかで、和やかで、怒っているところを一度も見たことがありませんでした。人に対して温かく、愛情のあるおふたり、個性的で、芸の達人、であるお二人と共演させていただき、圧倒的な存在感を感じました」としのんだ。

続けて「一つ、悔やんでいることがあります」と切り出し、18年前に初めて朝丘さんと共演した時のエピソードをつづった。

「『紀香ちゃん、楽屋暖簾を作ってさしあげるわ』と雪路さんに、突然言っていただき、初めは信じられなくて、そして、大、大女優である朝丘雪路さんに暖簾を作っていただくなんて、いえいえ、とんでもない!と恐縮しすぎてしまったのか、なぜかお断りしてしまったこと、、、今でも悔やんでいます。それからは私も言い出せなくなってしまって、、、」と藤原。「もし、私が、素直に、勇気を持って『はい!ありがとうございます!』と答えていましたら、それは私にとって、女優になってはじめての記念すべき楽屋暖簾となっていたと思います」とつづった。

そのことをお別れ会で朝丘さんに「あのとき、作っていただいていたら、きっと、、雪路さんがいつも自身で描かれていた蝶々の絵で贈ってくれていたのでしょう。私は、あの時、緊張しすぎて、甘えられませんでした、、、けれど、いつも、心の中で、蝶々の暖簾が揺れているのを今も想像しています。愛と優しさをありがとうございます」と伝えたという。

「津川さん、朝丘さん、本当に有難う御座いました。そして千穐楽お疲れ様でございます!! どうぞ安らかにお眠りください。。。」と悼んだ。