沢口靖子(53)主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8時)の22日放送の第5回の平均視聴率(関東地区)が11・5%だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高は第3回は13・5%。

沢口演じる京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む人気作。99年にスタートし、現行ドラマシリーズとしては最も長く続いている。

第5話のゲストは井上和香、滝沢沙織ほか。

小学校教諭の栗山彩子(滝沢)の他殺体が自宅で発見される。夫の勝典によると、1週間ほど前生徒の母親から電話で怒りをぶつけられていたという。

土門(内藤剛志)が小学校の同僚に話を聞くと、もめていたのは逢沢悠斗という生徒の母、希だという。希は「お金のため」と自分の子どもにフリマアプリで販売するポーチを作らせていたが、そのことを彩子に「悪い母親」と責められたことに怒りをあらわにしていた。しかし殺意に関してはアリバイを主張する。彩子の自宅にも行ったことはないという。

マリコの鑑定により、遺体は絞殺されたことが判明。また、玄関に残された足跡から防水塗料の粉じんを検出する。これが希のパート先の従業員入り口の防水塗料と一致、さらに殺害予想時刻にはパート先を離れていたことも判明し、疑惑が希に集中していく。