女優矢田亜希子(39)が、26日放送の織田裕二(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「SUITS/スーツ」(月曜午後9時)にゲスト出演する。

矢田がフジテレビの看板ドラマ枠「月9」に出演するのは、13年1月期「ビブリア古書堂の事件手帖」以来、およそ5年9カ月ぶり。主演の織田との共演は、04年10月期の「ラストクリスマス」以来、14年ぶりとなる。

矢田が演じるのは、大手建設会社「烏丸建設」が一時期使用していた有害性塗料による健康被害を訴える集団訴訟の原告団代表・水原美咲。原告団総勢462人の大きな訴訟だが、1審で東京地裁に請求を棄却される。「幸村・上杉法律事務所」の代表・幸村チカ(鈴木保奈美)は原告団の控訴審を引き受け、甲斐正午(織田)、鈴木大輔(中島裕翔)、聖沢真琴(新木優子さん)らがサポートすることになる。美咲は原告団の代表ながらも、集団訴訟に関してある秘密を抱えている。

「ラストクリスマス」では矢田は織田と偶然、隣同士の部屋に住んで恋に落ちる会社の同僚、春木健次(織田)と青井由季(矢田)を演じた。矢田は「主演が織田さんということで、オファーをいただいた時はとにかくうれしかったです。14年もたっているんですけど、織田さんは全然変わらないですね。空気感も、昔を思い出しますし『ラストクリスマス』では濃密な時間を一緒にすごさせていただいた方なので、本当に14年前にタイムスリップした感覚です。撮影の合間などでは、織田さんとたくさん思い出話をさせて頂いて楽しかったです(笑い)。久しぶりに共演させていただいて、改めて織田さんは、安心感があって、ゆだねられる方だなと思いました。何年たっても、やっぱり織田さんはステキでした」。演じる美咲については「原告団の代表なんですが、ある秘密を抱えていて、代表として前に出なければいけないにも関わらず、内心ビクビクしている女性です。そんなにセリフが多くなかったので、現場以外で織田さんとたくさんしゃべりました」と笑っている。

矢田は、織田と鈴木が共演して永尾完治(カンチ)と赤名リカの恋物語を描いた、91年放送の「東京ラブストーリー」を見ていた。「今回の『SUITS/スーツ』で27年ぶりに共演された織田さんと保奈美さんを見て、カンチとリカのその後を見ているような気持ちになりました。このドラマの役設定が、もちろん一番ですが『ラストクリスマス』をご覧いただいていた方には、どこかでほんの少しだけでも健次と由季を思い出してもらって、懐かしい気持ちになっていただけたらと思います」と話している。