女優中谷美紀(42)が、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のドイツ人ビオラ奏者、ティロ・フェヒナー氏(50)と結婚することが26日、関係者への取材で分かった。近く正式に発表するとみられる。

交際期間は約2年。2人が出会ったのは16年10月だった。小澤征爾氏らが指揮を務めたウィーン・フィルの来日公演に、フェヒナー氏が楽団員として同行した。

クラシック好きの中谷が知人を介して、フェヒナー氏と知り合ったという。中谷は英語が堪能で、意思疎通も問題なく、意気投合。交際に発展するまで長い時間を要さなかった。翌11月に一部報道で交際が発覚した際、中谷の所属事務所もフェヒナー氏を「恋人です」と、交際の報告を受けている。

お相手のフェヒナー氏はベルリンの音楽一家に生まれ、ベルリン芸術大学やニューヨークの名門、ジュリアード音楽院などで学んだエリート。甘いマスクの持ち主で女性ファンも多い。

ウィーンフィルとベルリンフィルの精鋭で構成する管弦楽アンサンブル「フィルハーモニクス」のメンバーとしても活躍。欧米だけでなく、アジアでも演奏活動を行うなど、世界中を飛び回っている。

中谷は今年4月期に主演したTBS系連続ドラマ「あなたには帰る家がある」以降、目立った仕事がなく、仕事をセーブして、結婚準備を進めていたとみられる。

今年9月、中谷がフェヒナー氏の拠点、オーストリア・ザルツブルクで昨年9月ごろから家を借りて一緒に過ごすようになったと、週刊誌で報じられた。

中谷も公式サイトの日記の中で、何度かザルツブルクでの生活について触れている。今年8月には「山の中で暮らしている」「我が家に引かれた水道は」と記しているほか、食材用に大葉やトマト、ルッコラなどを育てている様子などもつづっていた。

◆中谷美紀(なかたに・みき) 本名同じ。1976年(昭51)1月12日、東京都生まれ。中学生でスカウトされ、芸能界入り。モデルなど経て、93年フジテレビ系ドラマ「ひとつ屋根の下」で女優デビュー。99年TBS系ドラマ「ケイゾク」で初主演。95年「大失恋。」で映画デビュー。14年NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」や18年TBS系ドラマ「あなたには帰る家がある」など話題作に出演。06年の映画「嫌われ松子の一生」では、多数の映画賞を受賞。歌手や絵本、エッセー集など幅広い分野で活躍。160センチ。血液型A。