酒気帯び運転でひき逃げしたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの罪で起訴された元モーニング娘。の吉沢ひとみ被告(33)の初公判が29日、東京地裁で開かれた。涙を流して謝罪し、今後車を運転しないと誓ったが、飲酒については、証人として出廷した夫が「(酒量が)急激に減っています」と答えるにとどまった。検察側は懲役2年を求刑。判決は今日30日に言い渡される。

アルコールなどの依存問題を予防し、回復を応援する社会を作るNPO法人「ASK」代表今成知美氏のコメント 一般的に、お酒を飲む習慣がある人にとって断酒というのは難しいと思います。ただ、今回の場合、飲酒が原因で事故を起こしているという意識が低いのではないのでしょうか。吉沢被告がアルコール依存症かどうかは分かりませんが、飲酒習慣の問題があることは確かだと思います。また、飲酒が原因の事件や事故で執行猶予がついた場合、自己流で対応し、そのままになってしまうケースも多々あります。専門家の意見を聞くなど飲酒習慣を見直すチャンスだと思います。