女優真矢ミキ(54)主演のフジテレビ系連続ドラマ「さくらの親子丼2」(土曜午後11時40分)の1日放送の初回視聴率が3日、3・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と発表された。

17年10~11月に放送された「さくらの-」の第2弾。真矢が演じるのは、親から虐待を受けた子どもたちが一時的に避難、保護される子供シェルターの食事スタッフ・九十九さくら。子供たちに食事を提供しながら、問題解決に立ち向かっていく。

真矢は「現実に起こっている問題を、しっかり伝えるべく一丸となって頑張っています。若手メンバーも良い作品を届けたい、この作品で爪痕を残したいと熱いです。私もみんなのパワーを受け止めるため『これは食べなきゃダメだ』と、毎日モリモリ食べています。さくらも最初は皆に拒否されますが、話が進むにつれ、打ち解けていくはずです。最後は笑顔で終われるような物語になってほしいですね。ぜひ、さくらやシェルターの子どもたちを見守ってください」と話している。

第1話で、さくら(真矢)は弁護士の三谷桃子(名取裕子)を訪ねる。桃子は子供シェルター「ハチドリの家」の運営に関わっていた。桃子の事務所の新米弁護士・川端哲也(柄本時生)によると、そこの調理スタッフが突然辞めてしまったという。桃子から頼み込まれたさくらは、その日の夕食と次の日の朝食だけは作ることを引き受ける。

シェルターで暮らす子どもたちの安全を確保するため、限られた者しかその場所を知らない「ハチドリの家」に到着する。そこは、住宅街のありふれた一軒家だった。ここではホーム長・鍋島真之介(相島一之)のもと、新城由夏(岡本夏美)井口茜(柴田杏花)藤島玲奈(尾碕真花)、小宮山詩(祷キララ)中里拓士(浦上晟周)、大豆生田香(塩野瑛久)というメンバーが暮らしていた。誰もが心に深い傷を負い、世の中の大人を全て敵だと思っていた。

さくらが食事の支度を始めると、桃子が太田春菜(日比美思)という少女を連れてくる。春菜は義父から性的虐待を受け、実の母親からも憎まれていた。記憶喪失の上、言葉を話せない少女(井頭愛海)が連れてこられる。この少女の身体を見て、さくらは衝撃を受けた。