NHKは3日、都内で会見を行い、来年9月30日スタートの連続テレビ小説のヒロインに女優戸田恵梨香(30)が決まったと発表した。

タイトルは「スカーレット」。滋賀県甲賀市信楽を舞台に高度成長期に懸命に生きる女性陶芸家を描く。脚本を水橋文美江氏(54)が担当する。

白のドレスで登壇した戸田は朝ドラのヒロインの印象に「フレッシュで国民の皆さまに元気を与えるイメージが強い。朝ドラのヒロインをやるとは夢にも思っていませんでしたが、作品を通して情熱と愛情を深く伝えたい」と意気込みを語った。また、作品は新元号になってからスタート。戸田は「新元号を代表する女優になれたらいい」と語った。

出演依頼を聞いたのは8月ごろと紹介。戸田は「その頃に断捨離をすることにしていました」と切り出すと「自分にとって余分に持ち続けてしまった物や思いを1度捨てて、心のゆとりができて、空間ができた時にこの話をいただきました。今までの私なら恐怖とか1年、同じ役を演じるのはどうなのか。前進して、進化し続けられるだろうかと疑問に思っていたと思います。逆に1年間、同じ役を演じるって、そんなぜいたくなことはない。1人の女性の生涯を演じられることのすごさ、奇跡を感じて、さらに進化できると思えました」と語った。

若い頃は1年を通して同じ役をやることに恐怖心があり、自分の芝居にも、自分にも自信なかったという。8月に30歳の誕生日を迎えていろいろ考えている時に断捨離という答えが出たという。