女優安藤サクラ（32）がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」（午前8時）の4日に放送された第56話の平均視聴率が20・6％（関東地区）だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8％。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福（ももふく）仁子（まさこ）夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「ＨＥＲＯ」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏（５５）、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏（５０）が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜（14）が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目（1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり）の主題歌を担当する。

あらすじは、克子（松下奈緒）と忠彦（要潤）は、萬平（長谷川博己）やたちばな塩業の全社員が連行された事を知り、急いで泉大津に駆けつけた。2人に励まされた福子（安藤サクラ）は、萬平らが帰ってくるまで、会社を守ろうと決意し、鈴（松坂慶子）や駆けつけた克子、忠彦と一緒にダネイホンと塩作りに励んだ。その頃、萬平は進駐軍から厳しい取り調べを毎日長い時間受けていた。そこで、泉大津で買った倉庫を販売した者を進駐軍が捜していた。そして、世良商事の所にも進駐軍が来て、販売した世良（桐谷健太）を連行していった、という内容だった。