俳優織田裕二(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「SUITS/スーツ」(月曜午後9時)の10日放送の第10話の視聴率が、10・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。前週の9・9%より0・5ポイントのアップとなった。

初回からの視聴率は14・2、11・1、10・3、8・9、11・8、9・5、9・8、10・5、9・9%だった。

織田が演じるのは、勝利のためなら手段を選ばないスーパーエリート弁護士・甲斐正午。相棒のニセ弁護士・鈴木大輔をHey!Say!JUMP中島裕翔(25)、弁護士事務所「幸村・上杉法律事務所」のボスの幸村チカを「東京ラブストーリー」以来27年ぶりの共演の鈴木保奈美(52)が演じる。

第10話と、その次の最終話には検事役で歌舞伎俳優市川海老蔵(40)がゲスト出演。海老蔵は「警察ではない検事という立場で、日本の正義に対しての認識もあり、また強いポリシーを持った人物。高学歴な頭のキレる役どころですので、そういう部分も表現できるように頑張りたいと思います」と話している。

第10話で、甲斐(織田)のもとに、最高検次長検事の柳慎次(国村隼)が現れる。柳は検事時代の甲斐の上司だが、汚職疑惑で週刊誌を賑わせている渦中の人物でもあった。食事の誘いを断る甲斐に、「もし私が有罪になったら君だって困るだろう」と告げる。

チカ(鈴木)は、大輔の友人の遊星(磯村勇斗)からの密告により大輔(中島裕翔)の素性を知る。甲斐を責め、警察に突き出すべきだと主張するチカ。しかし甲斐は、すでに実務をこなしている大輔のことが表沙汰になればファームは終わりだと言い放つ。その際、甲斐は、柳の件をチカに報告した。柳は、10年前に裁判を有利に進めるために証拠隠しをしていたのだという。甲斐が検察を辞めたのもそれが原因だった。チカは、柳の件は責任を持って処理するよう命じると、大輔のことは自分が預かると甲斐に告げる。

そして、甲斐のもとに、柳のことを調査している最高検監察指導部の沢田仁志(海老蔵)がやってくる。何も知らないと主張する甲斐に、沢田は黙っていると同罪だと思われると返した。