長年にわたり続いているマドンナとレディー・ガガの確執が、再燃したようだ。

ニューヨーク・ポスト紙によると、初主演映画「アリー/スター誕生」(12月21日日本公開)での演技が認められ、オスカー候補の呼び声も高いガガが、同映画のPRキャンペーン中にインスタグラムに投稿したビデオ・メッセージが、自分の過去の発言に酷似していたことから、マドンナを激怒させたという。

ガガは10月ごろから展開しているPRキャンペーンの中で、「100人の人々がいる中で、99人があなたを信じないかもしれない。でも、あなたの全人生を変えるのに必要なのは、たった1人だけなのです」と繰り返しメッセージしてきた。

ポスト紙によると、マドンナは5日、インスタグラムで、「100人の人々がいる中で、99人が好きだと言ってくれたら、そうでない1人だけを覚えているわ」という、自分の80年代のインタビュー発言を紹介。

さらに、自分の写真を「私をなめないで」とのキャプション付で投稿したことから、マドンナのファンとガガのファンの間で、議論に火が点いたという。

2人の不和は有名な話で、マドンナは2012年、「ガガの曲が私に大きな影響を受けているのは、よくわかってる。“Born This Way”をラジオで聴いた時、私の“Express Yourself”にソックリだと思ったわ」と語った。

一方のガガは2016年のインタビューで、「マドンナと私は全然違う。私はいろんな楽器を演奏するし、曲も全部、自分で書く。スタジオで1日に何時間も過ごすんです。私はプロデューサーであり、ライターであり、彼女とはやっていることが違う」と語っていた。しかし、マドンナは2012年、ガガについて、「彼女が大好きよ」と語っており、ガガも、「彼女が私のことをどう思っていようが、私は彼女を賞賛します」と話していた。(ニューヨーク=鹿目直子)