女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の5日に放送された第57話の平均視聴率が21・5%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、世良商事の所にも進駐軍が来て、手りゅう弾のあった倉庫を紹介した疑いで、世良(桐谷健太)を連行していった。福子(安藤サクラ)らは捕まった世良を心配する。世良は進駐軍の取り調べを受けるが、手りゅう弾のことは知らないと説明する。それでも萬平(長谷川博己)らのいる独居房に入れられる。萬平も取り調べを受けるが、「僕は兵器は作らない」と進駐軍への反乱容疑を否定する。進駐軍は実際に海岸に行き、手りゅう弾を投げたが、魚は浮かんでこなかった。進駐軍は手りゅう弾で魚を捕っていたという、たちばな塩業の男たちの説明は「うそだった」と話した。それでも、福子は進駐軍に萬平の無実を必死に訴える。