2018年のM-1グランプリを制した霜降り明星らファイナリスト3組が6日、大阪・ポストよしもとで行われた、舞台「energy~笑う筋肉~」(19年3月8~17日、COOL JAPAN PARK OSAKA・TTホール)の概要発表会見に出席した。決勝で火花を散らした3組は、それぞれのこれからについて語った。

マッスルミュージカルを手がけた中村龍史氏(67)が演出するスポーツミュージカル「energy」の芸人サポーターとして登場した霜降り、ジャルジャル、見取り図のファイナリスたち。M-1の興奮も冷めやらぬ中、同舞台にちなんで、身体をたたいて音を奏でるボディスラップのうまさを競う「e-1グランプリ」で再び対戦した。

中村氏、会見に出席した元メジャーリーガー斎藤隆氏(48)、アトランタオリンピック体操日本代表の田中光氏(46)が審査する中、ひときわ体の大きい見取り図・盛山晋太郎(32)が優勝。最下位にはせいやが選ばれ斎藤氏は「サインを出したことがないランナーコーチ」。田中氏も「全くできていなかった。上沼恵美子さんも怒ると思います」と世間で話題となっているM-1騒動に絡めた辛口コメントで笑わせた。せいやは「一番エナジーな表情してたのに…」と残念がった。中村氏は最下位の理由を「頭の中の神経が身体にうまくつながってない」と分析。会場が大爆笑に包まれる中、王者をつかんだせいやのコミカルなボケについては「あれはたぶん本能」。せいやは「すごい悪口やん」と苦笑いだった。

年末の大一番を終え、これからエナジーを注いでいきたいことを聞かれた3組。M-1ラストイヤーを3位で終えたジャルジャルは「コントが8000本ある」。自身のユーチューブチャンネルでネタを毎日投稿していることから「コントに全力を注ぎたい」と仲良く口をそろえた。初出場ながら大きなインパクトを残した見取り図は、盛山が「僕らはM-1グランプリにもう1度、リベンジしたい」。来年1月から早速、東西の単独ライブで腕を磨く。相方のリリー(34)は「『いのぐちたつおさん』の言うことを聞いて頑張ろうと思います」。すかさず盛山が「僕らも『たつおさん』にはお世話に…って誰?」と決勝の舞台で披露して話題となった架空人物ネタで笑わせた。

最年少コンビで頂点をつかんだ霜降り・粗品(25)は王者となっても「劇場の出番でもエナジーを一生懸命、注ぎたい」。せいやは「ジャパニーズウイスキーが好きでして、1回集めようかなと」と、趣味を広げてアメトークの「○○芸人」に出たいと話した。