King&Princeの主演舞台「ジャニーズ King&Prince アイランド」(来年1月27日まで)が6日、東京・帝国劇場で初日を迎えた。作・構成・演出を手がけるジャニーズ事務所ジャニー喜多川社長が、今年5月デビューし一躍ブレークしたKing&Princeを「親孝行」と称え、初出場となる大みそかのNHK紅白歌合戦にも期待を寄せた。

ジャニー氏は日刊スポーツなどの取材に応じ、「口に出して直接は言わないけども、常に頑張ってるなと思っています」とメンバーをねぎらった。「本人たちは意識していないかもしれないけど、若いこの瞬間に、帝劇に立たせていただいたり、紅白に出させていただいたりすることが、一番の親孝行になると思う」とほほえんだ。紅白はテレビで観戦するという。

初日公演前日の5日に、ジャニーズJr.メンバーら出演者たちの家族や、舞台の制作スタッフらを客席に招いて、ゲネプロ(公開通し稽古)が行われた。ほぼ毎日稽古場に顔を出したというジャニー氏は「ゲネプロでは感動して泣いてしまいました。いつも(稽古場で)座りっぱなしだけど、僕も彼らの親みたいなもんですから」と照れ笑いした。

12年に始まった「ジャニーズアイランド」シリーズで、タイトルにグループの名前が入るのは初めて。King&Princeのメンバーはジャニー氏から「型にはまらないで、自分たちで作っていってほしい。せりふも変えていい」と言われたという。

大きな期待を寄せられ、平野紫耀(21)は「タイトルに恥じないような堂々とした姿を2カ月間お見せできたらと思います」と意気込んだ。永瀬廉(19)は「デビュー1年目からいろんなお仕事をいただけて、こんな充実した年末を過ごせるのがうれしいです。来年もこういう充実した年末にしていけたらなと思います」と先を見据えた。【横山慧】