草なぎ剛(44)が主演する音楽劇「道」(東京・日生劇場、28日まで)が8日、初日を迎え、開演前にフォトコールと囲み取材会を行った。

同舞台はイタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の54年制作の映画「道」の舞台版。旅芸人ザンパノを演じる草なぎは、筋肉をムキムキに鍛え上げ臨んでいる。取材陣からそのことを質問されると「CGなんですよ。ベリーマッチョで。張り切りマッスル。がんばりマッスル。ステージ上でオーラー出しているんです」ととぼけた。しかし、演出のデビッド・ルボー氏が「稽古場で(草なぎに)何か言おうとして振り返ると、部屋の隅でウエートトレーニングしている剛さんがいる。本当に印象的でした」と、役作りに打ち込む姿を絶賛した。

草なぎは今年1年を振り返り「(独立して)2年目に突入して、好きなことが出来ているので、皆さんに感謝して、今をしっかりと頑張りたい」。今年の漢字として「新しい地図の“地”」とし、「地面を踏みしめて、1歩1歩進んでいくことが大事なのかな。それを少しでも実現できたら」と語った。

※「草なぎ」の「なぎ」は弓ヘンに前の旧字体その下に刀