女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の13日に放送された第64話の平均視聴率が21・0%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、東京でダネイホンを売り出すための広告制作が始まった。収録の日になり福子(安藤サクラ)は、初のナレーションを1発で合格。しかし、看板のモデルの萬平(長谷川博己)はカメラを前にして、顔が引きつったまま。福子の助けを借りどうにかとり終えた。そうして出来上がった広告を持って、真一(大谷亮平)や神部(瀬戸康史)らは東京へ向かい、さっそく宣伝を始めた。試食会でも客から好評を得て売れると、東京のデパートの白木屋でも販売することが決定した、という内容だった。