女優三田佳子(77)の次男で、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われている高橋祐也被告(38)の判決公判が13日、東京地裁(開発礼子裁判官)で開かれ懲役2年6月、保護観察付きの執行猶予5年の有罪判決を受けた。

◆覚醒剤事件などに詳しい川崎つばさ法律事務所の川畑さやか弁護士 懲役2年6月、保護観察付きの執行猶予5年という判決は、執行猶予がついているとはいえ、5年という最長期間で保護観察付きと厳しいもので妥当ではないか。実刑も十分に考えられた事案ではあるが、<1>前回の判決が08年1月ということで、再犯まで10年以上たっている。<2>今後、薬物中毒・薬物依存症の更生施設に入所すると述べている。<3>覚醒剤の入手先を供述しており、薬物との決別の意思を表していることが大きなポイントになっている。再犯までの時間が短期間だったら実刑だっただろう。保護観察は、保護司に定期的に近況を報告、期間中に何か罪を犯していたら執行猶予もつかないなど、厳しいもの。