演歌歌手氷川きよし(41)が14日、東京・国際フォーラムAで、デビュー翌年の01年から18年続けている恒例のクリスマスコンサート「きよしこの夜」を行った。

前半がポップスで後半が演歌中心の構成。20万枚発売の新曲「勝負の花道」や「ヨイトマケの唄」「恋人よ」などのカバーなど、30曲の歌唱と9種類のバラエティーに富んだ衣装で約5000人のファンを喜ばせた。

公演の中で、来年に迎える20周年の記念として、7月に日本武道館で3公演を行うことを発表した。「5、10、15周年に続いて4回目の武道館。頑張ります」。

今年は1月から11月まで全国で90公演を行い、10月には東京・明治座で1カ月の座長公演を実施。充実した1年を過ごしてきたが、今年を表す漢字を聞くと「幸」だという。「地震や豪雨の自然災害が多かったけど、希望を持って生きていきたい。みんな、幸せになるために生きていると思うから」と説明した。

30日にはTBS系で生放送する「日本レコード大賞」優秀作品賞に「勝負の花道」が選ばれ、大みそかにはデビュー以来、19年連続出場中のNHK紅白歌合戦が待っている。「1年の感謝の思いを込めて歌います。衣装は『一人二役』。今、練りに練っているので楽しみにしてください」。

来年は亥(い)年だ。「猪突(ちょとつ)猛進で、真っすぐにブイブイ言わせてやっていきます」と意欲満々に語った。