漫画好きな女優栗山千明(34)が17日、都内で、文化放送の特別番組「生誕90周年記念特番~手塚治虫の伝言」(27日午後7時)の収録に参加し、パーソナリティーを務めた。手塚治虫文化賞のマンガ大賞を2度受賞した漫画家浦沢直樹氏も出演した。

栗山は手塚さんの元アシスタントや編集者、手塚作品に影響を受けたロボットクリエーターをインタビューした様子と感想を紹介。「手塚先生のすごさを感じた」と語ると、漫画家としての偉大さだけでなく若い編集者にも気遣いする様子に「人に対して分け隔てのない人と思った」などと語った。

また、手塚氏と浦沢氏の締め切りに追われる生活に「漫画家の世界は闘い」と驚いていた。浦沢氏も「元々、週刊漫画は無理。人間の作業じゃない。手塚先生が常識にしてしまった」と冗談めかし、多忙な生活ぶりをうかがわせた。

最後に栗山は「手塚先生の作品をあらためてちゃんと読まなきゃと思った。私が今、大好きな漫画やアニメは手塚先生の影響を受けた作品がとても多い。そのルーツを知りたい」。浦沢氏も「生きていたら90歳。まだ漫画を描いていたかもしれない。最新作を見たかった。あと、かなわない夢ですが『浦沢氏の漫画はダメだよ』と厳しい批評をしてほしかった」と語った。