乃木坂46のアンダーメンバーによる「アンダーライブ 2018 ~関東シリーズ~」の東京公演が20日、武蔵野の森スポーツプラザで開催された。1期生の川後陽菜(かわご・ひな=20)がグループから卒業した。

ライブ冒頭、川後は「ラストライブ、皆さん一緒に楽しんでくれますか? 今日は1日頑張ります。よろしくお願いいたします」とあいさつ。ファン1万人から大歓声を浴びた。後輩の伊藤純奈(20)は「今日は、ここにいる皆さんと、川後陽菜さんのために頑張ります」と笑顔。伊藤かりん(25)は「1曲目から既に泣いちゃいました。川後とは、ポジションが近いとかいろいろ多すぎて。号泣してても、温かく見守ってください」と寂しがった。

佐々木琴子(20)は「アンダーライブのユニットで、いっつも川後さんと一緒にやらせていただいていたので、卒業してしまうのは寂しいです」とニコニコ。川後から「本当に思ってる?」とツッコまれて、笑いを誘った。「自由の彼方」の中では、2人が目を合わせて白目をむく“アイコンタクト”が行われていたという。

また、向井葉月(19)は「川後さんと同じパートを歌わせていただいてるんですけど、私が出遅れちゃうんですね。川後さんが、こう(右手を後ろに回して合図を)、してくれるんです」と明かした。「これからそれが見られなくなると思うと寂しいです。ありがとうございます」と感謝した。

アンコール1曲目の「帰り道は遠回りしたくなる」の間奏では、センターを務めた北野日奈子(22)とともに、川後がデュエットダンスをして、会場を沸かせた。北野は「今日でこのメンバーでライブをするのが最後になるんですが、このメンバーだからこそここまでできたんだと思います」とスピーチ。「数年後、それぞれがここを飛び立って、どんなところでどんなことをして輝くかは分かりませんが、今日のこのことは宝物で、人生の財産になると思っています」と話して、拍手を浴びた。

ラストは、在籍時から川後が大好きだった元乃木坂46深川麻衣(27)の卒業シングル曲「ハルジオンが咲く頃」を披露。同期の和田まあや(20)から泣きながら「卒業、おめでとう」と祝福されると、「ありがとう」と涙し、強く抱き合った。11年8月に加入した1期生。「7年間で、大切なものがたくさんできました。かけがいのない仲間ができました。本当に乃木坂46に入れて、アイドルになれて、幸せでした。ありがとうございました」と感謝した。

歌唱後、北野から「川後さんの未来が、輝かしいものであるように願っています。私たちも頑張ります」とエールを送られると、「応援してるよ!」と笑った。「7年間、私を幸せにしてくれてありがとうございました」と頭を下げ、大歓声を浴びた。