モデルで女優の岡崎紗絵(23)が、出演するフジテレビ系月9ドラマ「トレース~科捜研の男~」(来年1月7日スタート、月曜午後9時)について、日刊スポーツに語った。月9は初出演で、「すごくうれしかったです。小さいころからいろいろ見てきて、出演は夢でもあったので光栄です」。

同作は、元科捜研研究員の古賀慶氏による人気コミック「トレース~科捜研法医研究員の追想~」が原作。錦戸亮(34)演じる鑑定結果こそ真実とする真野礼二、新木優子(25)演じる被害者や残された遺族に感情移入していく新人研究員沢口ノンナ、船越英一郎(58)演じる疑いを持った人物を犯人と決めつけて捜査するベテラン刑事虎丸亮平が織りなす科捜研サスペンスだ。

岡崎は、科捜研研究員の水沢英里を演じており、「あまり片寄りがない普通の女性。結婚願望があって、仕事もしつつプライベートも充実させたいという感じなので、意外と等身大で演じられるのかもしれません」。その上で「いろんな面をもっているので、そこを出して行ければいいかなと思っています。おもしろい子だなと思っていただけたらうれしいです」とアピールした。

撮影に入ると、役柄に集中するタイプだという。そのリセット方法が意外だ。「音楽を爆音で流しながらお風呂に入ります。リラックスというか、逆にテンション上がっちゃいますよね。1人でテンション上がってお風呂で踊っています。風呂で爆音リセットするのが日課なんです!」と笑いながら明かした。

今年は「すごく1年が速かったです」と振り返った。「何をしたのかなと。去年末を鮮烈に覚えているので、もう1年たったのかという感じです。今年はいろんな作品をやらせていただきましたが、作品に入ると過去のことがすっ飛びがちなんです」と笑った。

来年は「羽ばたきたい」という。「仕事だけでなく、いろんな意味でのびのびとやりたいです。今までは緊張や不安のほうが勝っていて、楽しさよりもそっちのほうが強かった。考え出すと止まらない性格でもあるので、もう少しリラックスして考えすぎず、自分を楽しむ方向にマインドをもっていって、いろいろ挑戦することを大事にしていきたいです」。

具体的に挑戦したいのは「新しい場所に踏み込むこと」。両親が転勤族だったことから、学生時代に友達をつくることはやりきってしまったようだ。「プライベートで会う人も決まっていて、片手ですむくらい。それでもいいと思っていたんです。でも、ある人に『決まり切った中にいるのは楽で居心地もいいけど、もっと広い世界に目を向けて、視野を広げて自分と全然違う考え方を持つ人とコミュニケーションとると自分の考え方が変わる』と言われ、吸収できる時期にもったいないと気付きました。だから挑戦したいと思います」と話した。

人間としての成長が女優としての成長にもつながる。そこに気付いた岡崎の成長に、注目したい。