久本雅美(60)が29日、京都市内でゲスト出演する京都・南座正月公演「松竹新喜劇 新春お年玉公演」(来年1月1~8日)の公開稽古に参加した。落とした財布をめぐり騒動が巻き起こるまげ物「お祭り提灯(ちょうちん)」で金貸しの山路屋、おぎん役の久本は、両手を乳首にあて、そのまま前方に引っ張るポーズで「今年もヨロちくび~!」。新年のあいさつの稽古もした。

同公演は松竹新喜劇の劇団創立70周年記念となり「お祭り-」と、懐かしい昭和の街の物語「裏町の友情」の2演目が上演される。稽古を終えた久本は「伝統ある南座の舞台に新年から立たせていただけること、とてもうれしいです。2演目とも違った笑いを楽しんでいただけるので、みなさまヨロちくび~!」とコメント。

「お祭り-」では祖父の故藤山寛美さんの当たり役だった「丁稚(でっち)」を演じる劇団の若手俳優、藤山扇治郎(31)は「3年ぶりの京都・南座です!2演目とも誰でもお楽しみいただけるお話なので、ご家族とぜひお越しください」と呼びかけた。

劇団代表の渋谷天外(64)は「八坂神社で初詣して、南座で大笑いして、福をもらって帰ってください!昨年の1文字『災』を払いのけて『幸』という字になるような舞台にします」と意気込んだ。