X JAPANのYOSHIKIは、紅白のリハーサル後、囲み取材に応じた。その中で、白組の一員としてラルク アン シエルのHYDEとともに「YOSHIKI feat.HYDE」として出場し、歌唱する「Red Swan」に、LUNA SEAのギタリストSUGIZOも加わっていることについて触れ「今まであったのかな?」と口にして感慨に浸った。

YOSHIKIは囲み取材の中で「HYDEもそうですけど、SUGIZOも参加してくれるっていうことで…ラルク アン シエルとLUNA SEA、X JAPANというバンドが同時にステージに立つことって、今まであったのかな?」と語った。SUGIZOは、X JAPANが2007年(平19)に再結成後、サポートギタリストとして参加しており、09年から正式加入した。「Red Swan」ではSUGIZOのギターソロパートもある。YOSHIKI自身は明日、ドラムとしてステージに立つが「いろいろな意味で感慨深いなって」と、かみしめるように語った。

YOSHIKIは話の流れで、平成最後の紅白出場への思いを語り出した。

YOSHIKI 平成に僕らが誕生してというか…ちなみにX JAPANって平成元年にデビューしたんですよね。とても思い入れのある平成を、こういう形で締めくくることが出来るのが光栄。こういう機会を与えてくれた紅白に本当に感謝したいですね。

またYOSHIKIは「僕の節目、節目にある」と、紅白歌合戦が自らの人生に関わっていると語った。1997年(平9)にX JAPANを解散した際は「解散した時に出てるんですね」(YOSHIKI)と、紅白が幕引きの舞台となった。同年の紅白では5月に亡くなった西城秀樹さん(享年63)とは、自らが作・編曲した楽曲「moment」を西城さんが歌うバックでキーボードを演奏している。YOSHIKIは「西城秀樹さんとも同時に、一緒に出ている。僕がプロデュースさせていただいたので」と取材陣に説明した。さらに前回の紅白では、17年5月16日(日本時間同17日)に米ロサンゼルスで頸椎(けいつい)人工椎間板置換の緊急手術後、初めて公の場でドラムをたたいた。YOSHIKIは「ドラムの復帰が紅白だった。いろいろなことにチャレンジしてきたと思う」と語った。

その上で、改めて史上初の紅白両組で出場することについて「自分と対決することになるとは思っていなかった。とても刺激的な企画を持ってきていただいて…どうしようかな」と笑った。